FILE.98日常の中にアートを感じる、美術館のような家
神奈川県横浜市H様邸
敷地面積: 延べ床面積:
都道府県:神奈川県 市区町村:横浜市
タグ:ナチュナル,2階建て,アウトドアリビング,中庭,2階リビング,無垢材
ご夫婦とお子さま2人の4人家族が暮らすH様邸。ご夫婦揃って美術館巡りが趣味で、全国の美術館を訪れるほどのアート好き。特に、光と空間を題材としたジェームス・タレルの作品が好きで、金沢21世紀美術館の「ブルー・プラネット・スカイ」に影響を受け、空を切り抜くようなデザインを住まいに取り入れたいと思い始めたそう。
家づくりのコンセプトは、「美術館のような空間」と、「空を切り抜く家」。家の中心に設けたパティオから見える空は、時間帯や天候によって表情を変え、日常の中にアートを感じさせてくれます。また、奥さまはマンション育ちでカーテンのない暮らしだったので、プライバシーと採光のバランスを考え、カーテンなしで過ごせるプランを考えました。今までいろいろな建築会社に相談するも決め手に欠け、ハウスメーカー難民だったというご夫婦。「ビルドアートとの打ち合わせでは、ネットで調べた後悔リスト的なものから先にアドバイスしてもらえたので、その後も安心してお任せすることができました。」出来上がりにもご満足いただき、私たちもお役に立ててうれしいです。

外観
雨の日に撮影した外観。オリーブグリーンのガルバリウム鋼板がかわいらしい佇まいですが、晴れの日には外壁の色が青空に映えて、爽やかな印象になります
玄関ホール
半円をスパッとカットした壁は美術館を意識した設計。写真には写っていませんが、玄関土間の右側にはシューズクロークがあります
シューズクローク
玄関の土間を右に回り込んで入ると、大容量のシューズクロークを造作した、ご家族用のもうひとつの入り口。地窓と高窓で明るい空間です
2階リビング
勾配天井に設けた高窓から、晴れた日には燦燦と日が入る明るいLDK。撮影日は雨ですが、充分な採光を確保しています。床は無垢のオーク。床でゴロゴロするのが気持ちいので、ソファは敢えて置いていないそうです
2階LDK
リビングからダイニング方向を撮影。ダイニングの床は子どもが小さく、無垢の床にものをこぼすと跡が残るので、フロアパネルを採用しました
2階LDK
LDKの真ん中には、ご夫婦が熱望していたパティオ。窓を開放することで、リビングと奥の部屋がそのままつながり、家の中にいながら外を感じることができます。また、右側のグレーのゲートはアイアン製で、お部屋の雰囲気に合わせています
キッチン
引き出し収納がたっぷりで、ゆとりあるキッチン。正面のかわいらしいアールの壁の向こうはパントリーです
スタディカウンター
リビングの隣には、パティオに面してスタディカウンターを造り付けました。座ると目線の上には大きな空が見える開放的な場所です
パティオ
自然光を採り込み、風通しが良くなるパティオ。開け放つと、リビングから向かいのお部屋まで通り抜け可能で移動もスムーズ。子どもたちの格好の遊び場です
プレイルーム
2階リビングからひとつながりの、パティオから通り抜けた向かい側のお部屋。現在はお子さんのプレイルームとして活用しています
ご主人の書斎
窓からの眺望がいいご主人の書斎。隠れ家的でありながら、開放感のあるスペースです
1階の洗面ルーム
スタイリッシュで清潔感あふれる洗面スペース。女の子がふたりということで、広い洗面カウンターを採用しました。将来は姉妹で並んでもゆったり使えます
家事室
洗面所横の家事室。洗う、干す、畳む、しまうがここで完結します