FILE.83パティシエの奥さまのこだわりキッチンと便利な帰宅動線の家
神奈川県相模原市 S様邸
敷地面積:110.49㎡(33.42坪) 延べ床面積:117.16㎡(35.44坪)
都道府県:神奈川県 市区町村:相模原市
タグ:帰宅動線,蔵,2階建て,家事動線,ルーフバルコニー
「やりたいことが多くて、ビルドアートさんでなければ実現しなかった家づくりだったと思います」と笑顔で話すのはS様の奥さま。奥さまはパティシエで、家づくりの優先順位の一位は使いやすいキッチン。広くて収納が豊富なのはもちろん、作業効率を考えた道具を配置できるよう、棚やスパイスニッチをご希望のサイズぴったりに造り付けました。
次にこだわったのは、帰宅後の衛生面や整理整頓を考えた帰宅動線。玄関付近で手洗いをして上着を掛けたあと、(1)収納スペース→LDK、(2)パントリー→キッチン、(3)ランドリールーム→浴室へ、他の部屋を介さずに目的の場所へ行ける3つのルートを持つ間取りを実現しました。S様邸では、キッチンスペースを確保した上で残りをリビングにするぐらいの考え方で、その割り切り方と明確な優先順位が結果的に非常に満足のいく家づくりにつながったと思います。

天井の高いLDK
吹き抜けではなく、天井を1.5メートルほど上げて開放感を出しています
ダイニング
ダイニングでくつろぐS様ご家族。インテリアにグリーンをセンス良く取り入れて、リラックスできる空間を創り上げています
ダイニングキッチン
もう一枚ご家族の写真。奥様からリクエストのあったキッチンの折り下げ天井は、LDK全体のアクセントとなり、おしゃれでメリハリのある空間を演出してくれます
リビング
キッチン側から撮影したリビング。高い天井と大きな高窓は空間全体のデザイン性も高めます
キッチン
タカラスタンダードのホーローのシステムキッチンを採用した、奥さまこだわりの広々としたキッチンスペース。Rの下り壁の向こうにパントリーがあり、その先の扉の向こうはランドリールームにつながっています
キッチン
逆方向から撮影。黒×木目を基調としたカッコいいデザインに加え、収納豊富で適材適所にモノが収まる、機能性抜群の使いやすいキッチン
スパイスニッチ
ミリ単位で造作したスパイスニッチ。タカラスタンダードの標準仕様では十分な大きさがなかったので、タカラから素材を取り寄せ、必要な大きさのスパイスニッチを造作しました
キッチン
奥様が作ったカスタードシュークリーム。お菓子用の道具が整然と並べられています
帰宅動線
玄関からみた家族の帰宅動線。シューズクロークの先に上着をかけるクローゼットがあり、その先にランドリールームがあります
帰宅動線
反対にランドリールームから玄関方向を撮影。手前の扉はパントリー経由でキッチンへ。一つ先の扉は収納スペース経由でダイニングへ。もうひとつ先の扉は玄関に配置した洗面化粧台へつながっています
トイレ
水面のきらめきのような光と影が美しい、オーデリックのペンダントライトを採用。取り付ける場所によって光の模様が変わるので、いろいろ試しながら決めていきました
セカンドリビング&蔵
2階のセカンドリビング。ディスプレイしてある「けん玉」はご主人の趣味で、NHKの紅白歌合戦への出場経験があるほどの腕前。階段の向こうには蔵のような空間が隠れています
蔵
セカンドリビングからつながる、明るく風通しのいい「蔵」。このスペースの下は、1.5メートル天井を上げたリビングです
書斎
主寝室の横に設けたご主人の書斎。さわやかなアクセントクロスが、コンパクトな空間にメリハリをつけています
主寝室
ベッドではなく、床を高くして布団で寝るのがS様流
屋上バルコニー
見晴らしのいい屋上バルコニー。ここでビールを飲むのがご主人の至福の時間だそう