中村大工 中村氏
- ビルドアートとはいつからの付合いか、きっかけ
- 2年程前です。キッカケはクロス屋さんからの紹介で、「面白い物件を建ててる会社がある」と声をかけてもらいました。私はそういう、少し大変でも面白い物件というか一風変わった物件をやりたいと思っていたんですよ。
それで、やりがいがありそうだなということで先ずは一棟携わらせてもらって、そこから続けさせてもらって今に至ります。
- ビルドアートはどういう会社ですか?
- 一言で言うと、個性的な会社だなと思います。個性を尊重していて、今現場を一緒にやっている監督も素晴らしい人だと思います。我々の“親父”ですね。お互いにリスペクトしていい関係が築けていると感じています。
あとは、仕事をしていると失敗する事って必ずあると思うんです。それを折り込んで考えてくれるので(そこが良いところだと思います)。だから、お互いに失敗することもあるし、でもそこからどうするのかということを前向きに捉えてくれる。そんな雰囲気がある会社ですね。機転が早いというか、先々をしっかり考えてくれます。
- 家づくりのどの部分に関わっていますか
- 基礎屋さんが基礎を作ってくれた後に現場に入って土台から下地作りをメインにやっています。クロス屋さんが入る前までの準備段階を大体2カ月程度で行っています。
オーダーが入ったものを適切に施工して、お客様に届けるのが大工の仕事です。
- その仕事の難しいところ、こだわっているところ
- 難しいところといえば、建物は、絶対に同じものがないので、その都度図面を見てよく考えながら仕事をしないといけないという事ですね。コピーが出来る商品ではないので。ビルドアートは特にです。(笑)
こだわっているところは・・・絶対に一番をとりたい。
感謝をされて「ありがとう」という言葉や気持ちをもらうためには、最善を提供すること。そうしないと、職人としての大義は果たせないと思っています。
やっぱりお客様の資産に関わっているわけですからね。
- その仕事の喜び
- 私たち大工は最後完成するところまでは見れないけれど、完成した時の達成感はやっぱり嬉しいですね。建築は、1人では出来ないので。設計やインテリアコーディネーターの方もみんないて始めて出来上がるものなので、結果(完成)というものに対する達成感はやっぱりありますね。
無事に引渡しが出来るというのが一番の達成感だと思います。
- あなたにとっての“クラフトマンシップ”とは
- 「生きがい」です。働けなくなったら楽しみがないですね。
仕事はつらい事もありますが、だからこそ達成する事が好きです。
達成感を求めて、何年たっても挑戦をし続けています。
- なにか、今目指していることや目標はありますか
- 今、職人の数が激減している。この危機を、どう乗り越えて行くのか。そんなことを日々考えています。
なので、職人業界を盛り上げていくためににも、若い子たちの育成を頑張らなければと思っています。