天空率で設計した3階建ての家
Date:2012年10月31日 / Category:施工事例
先週土曜日に無事お引渡しを終えたK様邸、
実は天空率を使って設計した家なのです。
みなさんは天空率って何か知っていますか?
思いっ切りカンタンに説明すると、
家の前の道路から家を見た時に
どれぐらい空が見えるか?という割合のこと。
たくさん空が見える状況を天空率が高い、
逆に家が邪魔で空があまり見えない状況を天空率が低いといいます。
この天空率が家の設計にどう関係するかというと、
家を建てる時には、道路斜線制限という道路からの勾配によって
家の高さを制限する法律があるのですが、
天空率を使うことで、この制限を緩和することができるのです。
つまり、
道路斜線制限を守って家を建てた時と同じぐらい空が見えるなら、
道路斜線制限を無視して家を建ててもいいよ、ということなのです。
平成15年に天空率による緩和が受けられるようになって、
それまで道路斜線制限が理由であきらめるしかなかった
大きな建物や3階建てを建てられる土地が増えました。
今回のK様邸もそういった土地で、
今まで道路斜線制限のせいで2階建てしか建てられなかった土地に、
天空率による緩和を使って、3階建ての家を建てることができたのです。
K様ご夫婦には4人のお子様がいて、
子供部屋が4つ、どうしても必要だったのですが、
建物を3階建てにすることで、
十分な広さの子供部屋を4つ作ることができました。
道路斜線制限のせいで、思い通りの家が建てられないという場合は、
ぜひ一度当社にご相談ください。
K様邸の外観です。